平和と公正をすべての人に

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西洋近世哲学における自己認識理論の解明——知性的経験の視点から——
  • 人文科学府 人文基礎専攻
  • 04 質の高い教育をみんなに
  • 10 人や国の不平等をなくそう
  • 16 平和と公正をすべての人に

西洋哲学では18世紀を境に、古来広く認められていた自己認識の可能性が疑われるようになる。しかし他方で、自己認識はアイデンティティの根幹をなす事柄として、人が自律的に生きるために必要不可欠なものと考えられるようにもなってゆく。本研究では、自己認識をめぐるこうした混乱を整理し、自己認識理論を改めて問い直すことを試みる。そのために、古代・中世における知性的経験のあり方に遡りつつ、西洋近世哲学における自己 [...]

多様な色覚を持つ観察者の色顕著性の違いと注意の変化に関する神経活動
  • 芸術工学府 芸術工学専攻
  • 04 質の高い教育をみんなに
  • 09 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 16 平和と公正をすべての人に

ヒトの持つ、様々な多様性の一つに色覚がある。色覚多様性には遺伝的な要因があるが、近年では脳での情報処理過程の多様性も、色の見え方に大きな影響を与えることが分かっている。SNSで話題となった”The Dress”では、人によってドレスの色が異なって見えることが話題となった。これは照明光の推定の個人間の差が、ドレスの色の見え方に影響を与えたと考えられている。 本研究では、遺伝的な多様性を踏まえた、情報 [...]

障害者芸術に潜む倫理的葛藤:現場実践への質的調査を通じた実証的研究
  • 芸術工学府 芸術工学専攻
  • 03 すべての人に健康と福祉を
  • 10 人や国の不平等をなくそう
  • 16 平和と公正をすべての人に

本研究の目的は、障害者福祉における芸術活動の中で生じる倫理的葛藤の問題に対し、その現状を明らかにし、新たな理論構築を行うことである。具体的には、障害者芸術の支援に向けた全国的な活動の広まりや文化政策の展開を踏まえ、複数の障害者福祉施設で質的調査を実施する。その上で、海外の知見を取り入れつつ、障害者芸術の支援を意図する現場や政策が倫理的葛藤への対応策を見出すための拠り所となる指針を提示する。

昭和戦前期の社会運動と議会
  • 人文科学府 歴史空間論専攻
  • 04 質の高い教育をみんなに
  • 16 平和と公正をすべての人に

本研究では、昭和戦前期、特に1932(昭和7)年5月から1945年8月における帝国議会の衆議院(以下、議会)の役割を、社会運動と議会の関係に注目することによって明らかにする。 1932年5月、当時の内閣総理大臣で立憲政友会総裁の犬養毅が海軍の青年将校に暗殺される五・一五事件が発生した。その後、1945年8月の終戦まで、既成政党(立憲政友会と立憲民政党)を基礎とする政党内閣が成立することはなかった。 [...]

「日中近代児童文学」の比較研究
  • 地球社会統合科学府 地球社会統合科学専攻
  • 16 平和と公正をすべての人に
  • 17 パートナーシップで目標を達成しよう

 20 世紀は「児童の世紀」とも称される。これはスウェーデンの女性評論家,教育者,婦人運動家であるエレン・ケイ(Ellen Karolina Sofia Key, 1849-1926)が 1900 年に出版した著作『児童の世紀』の タイトルに因んだ呼称である。児童も大人と同様に独立人格を有する一個の人間として新たに認識さ れることで、人々は「児童の精神生活」に改めて関心を寄せたのであ [...]

1949年以降の中国における政治運動、国家建設、民族主義
  • 統合新領域学府 ライブラリーサイエンス専攻
  • 10 人や国の不平等をなくそう
  • 16 平和と公正をすべての人に

民族主義は、「中国はすべての国と地域の中で最高レベルの民族主義を示している」だけでなく、民族主義がさまざまな面で広範囲にわたる影響力のある結果をもたらすため、中国では重要です。それらは、国際的な方向性や外交政策への影響、重要な二国間関係、特に中国本土と台湾の間の両岸関係に影響を及ぼし、中国共産党(CCP)の規則を正当化する日中関係に影響を与える、あるいは決定するものにまで及びます。経済発展に影響を [...]

文化の公共性について――ハンナ・アーレントの政治思想から
  • 地球社会統合科学府 地球社会統合科学専攻
  • 04 質の高い教育をみんなに
  • 16 平和と公正をすべての人に

本研究のテーマは「〈文化〉の公共性とは何か」である。ここで言われる〈文化〉とはある地域の習慣等を指しているのではなく、芸術作品や建築物など「文化的なもの」に関わる活動を指している。この活動内容を明らかにするために、「文化」に独自の考えを持つ20世紀を代表する政治思想家ハンナ・アーレント (1906-1975)に着目した。本研究はアーレントの文化論を明らかにするを課題として〈文化〉の公共性について考 [...]