マウス表皮におけるストア作動性Ca2+ 流入の役割の解明 歯学府 歯学専攻 近年、細胞内Ca2+ 濃度調整機構であるストア作動性Ca2+ 流入(SOCE)に変異の認められた患者で免疫不全、筋力低下、低石灰化型エナメル形成不全症といった所見がみられ、SOCE関連分子であるSTIMの異常が外胚葉異形成症の新たな原因であると考えられるようになった。本研究は、上皮特異的にStim1とStim2を欠失させたコンディショナルノックアウトマウスを用い、表皮におけるStimの機能を解析す [...]
ハインリヒ・マン文学におけるニーチェ受容 人文科学府 言語・文学専攻 本研究では20世紀ドイツの作家ハインリヒ・マン(1871-1950)におけるニーチェ哲学の受容を網羅的に分析する。 ニーチェの哲学は19世紀末以降のヨーロッパにおける文学のみならず、政治にも多大な影響を与えている。例えば、当時のニーチェ受容に見られる、新たな時代・新たな世界を希求する「第三の国」Das dritte Reichの思想が挙げられよう。もともと聖書の「ヨハネの黙示録」解釈に始まるこの思 [...]
口腔扁平上皮癌の腫瘍免疫におけるB細胞の関与と腫瘍抗原の同定に関する研究 歯学府 歯学専攻 口腔扁平上皮癌治療において、近年、PD-1抗体に代表されるように、免疫チェックポイント阻害薬などの腫瘍免疫を利用した治療法が臨床応用されている。免疫チェックポイント阻害薬は、主にT細胞を標的とした治療であり、これらのT細胞の活性化を誘導することで腫瘍の縮小を狙う。一方で、B細胞の腫瘍免疫における役割はほとんど分かっていない。 口腔癌患者の手術の際に切除した組織の一部を用いてsingle cell [...]
紛争後平和構築の倫理――自己観と共生観の考察―― 地球社会統合科学府 地球社会統合科学専攻 私たちは他者との繫がりによって生きている存在である。残忍な紛争が終わった「後」を生きる人々について考える時、このような前提は考慮に値しないのだろうか。人々の「繫がり」たるものが対立の要因であったならば、「繫がり」からの脱却が唯一の解決策なのだろうか。 今日世界では、国家間の対立だけでなく、民族や宗教の対立により数々の紛争が生じている。そして紛争終結後には、国連などの国際機関が現地での平和構築を主 [...]
経頭蓋電気刺激による 語処理の神経基盤の解明 人文科学府 言語・文学専攻 本研究は、語の構造や意味理解に伴う脳活動と語処理の神経基盤の因果関係の解明を目的とする。神経言語学の研究では、脳活動の解析から言語処理と脳活動の関係 (相関関係) の検証しかされてこず、これらの因果関係を証明できない問題があった。本研究では、脳活動を変調させる経頭蓋電気刺激を導入し、言語処理への影響を評価する。これにより、既存の研究ではアプローチできない脳活動と言語処理の因果関係の検証を試みる。
外国ルーツ家庭の保育サービス選択における空間的・非空間的要因の相互作用 地球社会統合科学府 地球社会統合科学専攻 保育サービスは保護者の就労や子育てを支える重要な福祉サービスに位置付けられていることを背景に、本研究は日本国内の外国にルーツを持つ家庭の保育サービス利用に着目する。施設配置や需給の地域差といった空間的な要因に加え、利用者とサービス提供者の関係性などの非空間的要因を分析し、それらの相互作用を明らかにすることで、多様な文化背景を持つ親子を社会に包含するための具体的な解決策を提案することを目指す。
ローベルト・ムージルの小説作品における帰還の場としての身体 人文科学府 言語・文学専攻 本研究は、オーストリアの作家ローベルト・ムージル(1880-1942)の文学作品を対象とし、ムージルの著作における身体性・個人性への帰還がいかなる意味を有するのか、身体が時空間においていかなるものとして存在し、いかに人間に作用するのか、その全容を明らかにすることを目指す。 障害と媒介という二重性をめぐってきたムージルの身体論的研究に、帰還の場としての第三の身体性を持ち込むことで、新たな地平を切り拓 [...]
Blockchain Regulation: The Suitability of Regulatory Sandboxes 法学府 法政理論専攻 Study on the suitablity of regulatory sandboxing applied to blockchain. Developing a framework to measure the degree of difficulty associated with regulating a specifc blockchain-based decentralized a [...]