矩形波渦電流探傷試験における低周波計測の高感度化に関する研究 システム情報科学府 電気電子工学専攻 渦電流探傷試験(ECT)は、導電性材料のきずを検出できるため、導電性材料の品質保証や航空機部品の定期検査等で利用され、橋梁や道路照明柱等の高齢社会インフラの維持管理に注目されている。 ECTにおいて、周波数が高いほど、渦電流は金属材料の表面に集中するという表皮効果があるため、現在ECTでは一般にkHzからMHzの高周波を使用し、被検体の表面や表面近傍の微小きずを検出する。しかし、非破壊検査では深 [...]
神経回路を模倣した自律駆動温度センサに向けた電気化学反応の原理検証 システム情報科学府 電気電子工学専攻 情報化社会を支えるセンサは物理現象を電気特性に変化させることで情報処理を可能にしています.その中でも温度情報を取得するサーミスタは最も多く使用されているセンサであり応用範囲も非常に広いです.一般的に用いられるサーミスタは抵抗やダイオードなどの受動素子によって実現されており,外部回路・電源が必要でセンシングとは直接関係しないエネルギー消費が生じてしまいます.そこで本研究ではヒトの肌に無数にちりばめら [...]
生成AIにおける不快感を感じるメカニズムの解明 人間環境学府 行動システム専攻 大規模言語モデルの登場と自然言語処理技術の飛躍的な発展により、高度な言語生成AI(人工知能)サービスが実用化されつつある。このような「人間っぽい」生成AIサービスの学習能力が高く、柔軟性と汎用性に富むため、様々な分野への応用が期待されている。先行研究はこれらのAIが生成するコンテンツの新規性と過剰な感情表現が、ユーザに不気味さや不安感などの不快感を引き起こすことが示唆されている (e.g., Sk [...]
セルロースのマーセル化のメカニズムの解明 生物資源環境科学府 環境農学専攻 セルロースは高濃度アルカリ処理(マーセル化)によって、天然のセルロースⅠ(分子鎖が平行配列)からセルロースⅡ(逆平行配列)へと不可逆的に転移することが知られている。この構造転移のメカニズムについては多くの議論があるものの、分子レベルでの詳細は未解明である。 本研究では、特にナノスケールでの構造変化や非晶領域の役割に着目し、転移機構の解明を目指す。
AIによる洪水リスク評価と緊急避難システムの研究 工学府 土木工学専攻 洪水は、高い突発性、高い類度、広い範囲をカバーする一般的な自然災害である。洪水とそれに関連する影響は、人命に大きな損失をもたらすだけでなく、地域の発展を阻害する。洪水を完全に防ぐことは不可能であるが、危険な状況から人々を避難させることは、被害者を減らすための効率的な取り組みである。 避難に関する研究は約50年前にさかのぼり、現在でも重要な安全研究分野の一つである。 緊急避難の場合、計画性のないラ [...]
含酸素動的面不斉分子の設計、合成とDYAISNによる光学活性体の調製 総合理工学府 総合理工学専攻 炭素中心性不斉を有するキラルアルコールやキラルエーテル, キラルケトン, キラルカルボン酸・エステル (以下, 含酸素中心性不斉分子) は生物活性物質や機能性材料, あるいはそれらの素子として重要である. それ故に含酸素中心性不斉分子の光学活性体を得るために従来から膨大な努力が払われてきた. それら従来法は①光学分割法と②不斉合成法に大別される. これに対して,当研究室では③動的不斉誘起法: Dy [...]
トリプチセンを土台とした触媒反応場の構築 総合理工学府 総合理工学専攻 プロペラ型のトリプチセンは剛直な分子骨格をもち、機能性分子への利用が期待されている。近年、所属研究室ではイノラートとシリルベンザインを反応させると置換基が同一方向に向いたsyn置換トリプチセンをワンポットで合成できることを見出した。本研究では、この合成法を基盤に、トリプチセンの置換基に囲まれた分子空間を化学反応場として利用することで、触媒空間をはじめとする機能性空間の創製へと展開することを目的とす [...]
miR-1260b による小胞体ストレス応答を標的とした歯周炎抑制効果の検証 歯学府 歯学専攻 間葉系幹細胞(Mesenchymal stem cell:MSC)は、細胞治療の代表的なツールとして知られている。MSCの分泌物であるエクソソーム(Exosome)は microRNA(miRNA)を豊富に含んでいる。miRNAは標的の遺伝子の制御に働き、治療効果を担うことが明らかとなった。私たちのグループは、過去に、採取が容易な歯肉幹細胞 (GMSC)由来エクソソーム内包miR-1260bの歯 [...]