産業と技術革新の基盤をつくろう

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アンモニウム塩とアリルアルコールからの穏和かつ簡便な触媒的第一級アリルアミン合成法の開発
  • 薬学府 創薬科学専攻
  • 03 すべての人に健康と福祉を
  • 06 安全な水とトイレを世界中に
  • 07 エネルギーをみんなにそしてクリーンに
  • 09 産業と技術革新の基盤をつくろう

アリルアミンは、医薬品や生物活性物質中に含まれる重要な構造単位であり、医薬化学の分野で広く用いられている。私が所属する研究グループでは、白金触媒によってアリルアルコールから第一級アリルアミンを直接合成することに成功していた。しかし、100 °Cという高い反応温度が必要であり、アンモニア水加熱のために耐圧密閉容器を用いることから大量合成への適用が困難であったため、実用性の面で改善の余地を残していた。 [...]

コンクリートのASR膨張とその予測法に関する研究
  • 工学府 土木工学専攻
  • 09 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 11 住み続けられるまちづくりを
  • 13 気候変動に具体的な対策を

コンクリートの劣化の一つであるアルカリシリカ反応(ASR)は,コンクリートの材料間の反応に由来し,致命的な膨張ひび割れを引き起こす。コンクリートごとに使用されるセメント・石・砂やその配調合が異なるため,ASRには画一的な対策が通用しない。そこで,各要因の影響度を把握するための膨張実験と,劣化メカニズム解明に向けた微視的観察を行い,数値的な予測モデルを提案することで,新たなインフラ設計・維持管理手法 [...]

ガス降着段階における原始惑星系円盤の磁場の進化
  • 理学府 地球惑星科学専攻
  • 09 産業と技術革新の基盤をつくろう

星は分子雲コアと呼ばれるガスの塊が収縮することで形成される。収縮していくと中心に星のもとに相当する原始星とその周囲に原始惑星系円盤(以後、円盤)が形成される。この円盤は惑星形成の舞台である。原始惑星系円盤内の角運動量輸送に物理機構として磁場による機構が有力視されており、円盤内の磁場の分布は重要である。磁場を取り入れた1次元のガス降着段階の円盤進化モデルを考え、円盤形成時を初期条件とする円盤の長時間 [...]

液性免疫応答における小胞体恒常性の生理学的役割
  • 医学系学府 医学専攻
  • 03 すべての人に健康と福祉を
  • 09 産業と技術革新の基盤をつくろう

液性免疫応答は生体防御のメカニズムとして重要である。液性免疫の主役を担うのはB細胞であり、B細胞の小胞体恒常性維持がB細胞分化と抗体産生に密接に関与する。小胞体はタンパク質の品質管理と細胞質内Ca2+濃度の調節が主な機能として知られており、これら2つの機能を制御することが小胞体恒常性に重要である。そこで、この2つの機能調節に重要な分子に着目し、B細胞における機能解析を行う。これにより、液性免疫にお [...]

リチウムシリコン合金電極の構造的なデザインによる硫化物系全固体電池の劣化抑制
  • 統合新領域学府 オートモーティブサイエンス専攻
  • 07 エネルギーをみんなにそしてクリーンに
  • 09 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 11 住み続けられるまちづくりを
  • 13 気候変動に具体的な対策を

カーボンニュートラルを解決するための重要な鍵である全固体電池の実用化を早めるためには、セルのエネルギー密度の向上と高電圧条件での劣化の抑制が不可欠である。本研究では、リチウムシリコンのみで構成された単一アノード層の代わりに、負極活物質と固体電解質で構成された2つの複合アノード層(Li3PS4 + Li13Si4, Li3N + LiF + Li13Si4)を構成することで、全固体電池セルにおける硫 [...]

生物模倣工学の建築展開構造物への適用可能性に関する研究
  • 人間環境学府 空間システム専攻
  • 07 エネルギーをみんなにそしてクリーンに
  • 09 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 11 住み続けられるまちづくりを
  • 12 つくる責任つかう責任
  • 13 気候変動に具体的な対策を

  私は、建築分野において平坦な状態から展開を可能とする構造物(以下、展開構造物とする)の研究を行ってきた。展開構造物には、平坦な状態で事前に組み立てることで現場までの運搬性能の向上や、立ち上げ施工時の施工性の向上などのメリットがある。世界全体でSDGsが重視される中で、これらのメリットから被災地に対する仮設テントの支援や、エネルギーコストの低減といった問題解決の糸口になる研究と位置づけられる。し [...]

自己免疫疾患における病因関連 T 細胞の同定と新薬開発に向けた世界初遺伝子データベースの作成
  • 歯学府 歯学専攻
  • 03 すべての人に健康と福祉を
  • 09 産業と技術革新の基盤をつくろう

我々の研究グループは、これまで治療法が確立していない自己免疫疾患(全身性強皮症、シェーグレン症候群:SjS、IgG4関連疾患:IgG4-RDなど)を対象として、その病態形成の主体となる特異なT細胞を明らかにしてきた。さらに最近では、IgG4-RDの病態形成が生じている罹患臓器に浸潤する全T細胞をシングルセル遺伝子発現解析を用いて1細胞レベルで解析し、本疾患の細胞傷害性と臓器線維化に関わる自己反応性 [...]