リザバーコンピューティングを用いた生体情報処理システム システム情報科学府 電気電子工学専攻 本研究では、低消費電力で時系列信号処理に優れたエコーステートネットワーク(ESN)を小型ハードウェアに実装することで、血糖値などの生体情報をリアルタイムで予測・警告するシステムの開発を目指す。従来のAIシステムは膨大な計算量とエネルギー消費を必要とするが、ESNの構造と計算のシンプルさを活用することで、スマホも無線も使わずに小型デバイスでローカルに処理可能なシステムを実現する。具体的には、プロトン [...]
地球下部マントルに沈み込むプレートの軟化プロセスの実験的解明 理学府 地球惑星科学専攻 地球下部マントルに沈み込んだ海洋プレート(スラブ)が大きく変形していることは、地球内部の物質循環を考える上で非常に重要な問題である。その原因としてポストスピネル相転移に伴う岩石の軟化が指摘されてきたが、直接的な実験研究は困難でそのプロセスは未解明であった。本研究ではD-111型高圧変形装置と放射光X線を用いて、ポストスピネル相転移中の力学挙動を明らかにする。そして地球深部に沈み込んだスラブが強度を [...]
水を電子源とする超高選択的太陽光CO2還元反応に向けた機能性材料の創製 理学府 化学専攻 人工光合成はカーボンニュートラルを実現する理想的な反応であり、注目を集めている。 我々はCoポルフィリン触媒を修飾したTiO2電極を用いて、水溶液中における光電気化学的CO2還元反応を高選択的に駆動することに成功してきた。しかしながら、ファラデー効率は80%前後であり、改善の余地がある。 本研究では、光電気化学的CO2還元反応の効率向上に向けて、CO2還元反応を駆動できる新規光増感剤の開発を行う。 [...]
共創を生み出す図書館のラーニングコモンズに関する研究 芸術工学府 デザインストラテジー専攻 本研究では、ラーニングコモンズを3つの異なる方面から再定義する。最下層では、文献調査、ケーススタディ、アンケート調査により、大学における図書館の内部空間として定義されるラーニングコモンズに対し、異なる背景を持つユーザーのニーズーを収集し、さまざまなサービス(ワンストップを含む)を整える空間パターンを抽出する。その後、中間層では、キャンパス内のユーザーに学際的なコミュニティを提供する全体的な図書館を [...]
高速道路合流区間における運転スタイル識別に基づく運転挙動に関する研究 統合新領域学府 オートモーティブサイエンス専攻 本研究では、NGSIM プロジェクトにおける実測軌跡データを踏まえ、サポートベクターマシン(SVM)及び最適化された K-means クラスタリングアルゴリズムを用いて運転スタイル識別モデルを構築し、運転スタイル評価係数を用いて離散的なクラスタを定量化分析する。さらに、二項Logit モデルに基づいて異なる運転スタイルを持つ運転者に対する合流パターン選択の違いおよび車両間の相互作用を表現できる車線 [...]
名画とユーザーの個別色彩スタイルを融合したAIベース配色提案システムの研究 芸術工学府 芸術工学専攻 本研究では、名画の色彩特徴とユーザー自身が好きな色彩スタイルを組み合わせたAIベースの配色提案システムを開発する予定です。現在、デザイナーやアーティスト、ファッション業界の専門家にとって、配色の重要性は非常に高いですが、市場に存在する自動配色ツールは、ランダム性や論理的根拠の不足が課題となっています。この点を解決するために、私たちは芸術的な要素を取り入れた個別化された配色提案の開発を目指しています [...]
大規模言語モデルによる量子プログラムの生成と修復 システム情報科学府 情報理工学専攻 量子コンピューティングの進展に伴い、量子プログラムの記述と保守はますます複雑化しています。これは、高いプログラミングのハードルや頻繁なエラーが原因であり、意味的バグ、ゲートの設定ミス、プラットフォーム間の非互換性などが一般的な問題として挙げられます。 近年、大規模言語モデル(LLM)は、コード生成・補完・自動修復といった分野で顕著な能力を示しており、量子ソフトウェア開発における新たなパラダイムを提 [...]
空間的注意に対するベクションの効果 芸術工学府 芸術工学専攻 ベクションは、静止した観察者によって引き起こされる自己運動の目の錯覚を指します(右図)。視覚空間的注意には、空間内の場所に注意を向けることが含まれる。先行研究が、ベクションを知覚するには注意が必要ということを発見した。その上、注意力によってベクションが変わられることも報告された。ベクションが空間的注意にどのような影響を与えるのかはまた明らかではない。 この研究は、合計4回の実験で、2つの研究を実施 [...]