超低消費電力AIハードウェアのための生体神経回路設計 システム情報科学府 電気電子工学専攻 本研究は、生物の神経回路を模倣したAI演算ハードウェアの開発を目指し、従来のデジタル回路と比べて電力消費を大幅に削減します。特に、神経回路を基盤とした低消費電力ハードウェアをIoTデバイスに応用し、情報処理と学習の両方での省電力化を実現することを目指します。これにより、IoT技術のエネルギー効率と知能化を両立させることができます。さらに、開発したハードウェアは、バイオメディカルエンジニアリング分野 [...]
Detecting Multiple Conflicting Communities in Signed Graphs 経済学府 経済工学専攻 コミュニティ検出は、ネットワーク内の頂点間の隠れた関係を明らかにするのに役立つ方法である。コミュニティ構造は、複雑なネットワークにおける重要な特徴であり、頂点がいくつかのグループに集まっている状態を表す。コミュニティ内の辺の密度はコミュニティ間よりも高い。コミュニティ検出のために多くの異なるアルゴリズムが提案・実装されているが、それらにはネットワークの性質や適用する問題領域によって様々な長所と短所 [...]
メソポーラスカーボンを用いた固体高分子形燃料電池カソード触媒層の構造設計 工学府 水素エネルギーシステム専攻 カーボンニュートラルの実現に向けて燃料電池自動車の普及が進められている.燃料電池自動車には固体高分子形燃料電池が用いられる.本研究では,メソポーラスカーボンを電極触媒層に用いた燃料電池の評価を行い,電極触媒層の微細構造と電気化学特性の関係を明らかにする.電極触媒層の構造を制御することで高出力性と高耐久性を両立した燃料電池の実現を目指す.
単結晶Siの塑性変形挙動に関する研究 工学府 物質プロセス工学専攻 年々半導体デバイスの需要が高まる一方、その利用環境は一層厳しさを増している。特に高温下におけるSiの変形挙動に関する基礎的データは極めて少なく、熱処理中の塑性変形挙動についてはまだ十分に明らかでない。そこで私は、高温引張試験などにより、単結晶Siの高温環境下におけるマクロな塑性変形挙動について明らかにすることを目的として研究を行った。本研究成果は、塑性変形の制御を通して、より信頼性の高いデバイス設 [...]
13原子から成る金属クラスター超原子の光応答特性の解明 理学府 化学専攻 金属クラスターは数個から数百個程度の金属原子から成るサブナノ粒子であり、中でも原子に類似した特性を持つ金属クラスターを超原子と呼びます。超原子は光機能性材料への応用等の期待から盛んに研究されていますが、その応用に向けた光励起状態における電子・幾何構造の解明は十分に進んでいません。そこで、本研究では、13原子からなる超原子種、Ag12X−(X = V, Nb, Ta, Cr, Mo, W)に着目し、 [...]
Activin A を用いた新規直接覆髄材の開発 歯学府 歯学専攻 近年、歯髄保存治療の重要性が高まり、歯髄の生理機能を温存するための材料開発が求められている。中でも、生活歯に対して行われる直接覆髄法は、適切な材料を用いることで歯髄の生存と再生を促す可能性を持つ。本研究では、組織の修復に関与するタンパク質であるActivin Aに着目し、これを有効成分として含む新規覆髄材の開発を目的とする。 まず、Activin Aの生体適合性およびヒト歯髄幹細胞に対する分化誘導 [...]
析出強化に伴う脆性-延性遷移温度上昇量の定量予測の実現 工学府 材料工学専攻 構造材料として広く用いられる鉄鋼材料では,たとえ室温で延性を示していても,低温では脆性的に破壊する「脆性-延性遷移」と呼ばれる現象が発現する.近年,構造材料には更なる高強度化が求められているが,一般に金属材料は強化するほど脆化する温度(遷移温度)が上昇するため,遷移温度上昇量の定量予測は材料設計上の重要課題とされている.しかし,遷移温度予測の殆どは経験則に依存しており,物理モデルに基づく定量的な予 [...]
多様な色覚を持つ観察者の色顕著性の違いと注意の変化に関する神経活動 芸術工学府 芸術工学専攻 ヒトの持つ、様々な多様性の一つに色覚がある。色覚多様性には遺伝的な要因があるが、近年では脳での情報処理過程の多様性も、色の見え方に大きな影響を与えることが分かっている。SNSで話題となった”The Dress”では、人によってドレスの色が異なって見えることが話題となった。これは照明光の推定の個人間の差が、ドレスの色の見え方に影響を与えたと考えられている。 本研究では、遺伝的な多様性を踏まえた、情報 [...]