産業と技術革新の基盤をつくろう

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α,β-不飽和アミノ酸Schiff塩基の変換反応の開発とペプチド合成への応用
  • 薬学府 創薬科学専攻
  • 03 すべての人に健康と福祉を
  • 09 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 12 つくる責任つかう責任

私はアミノ酸誘導体の1つであるアミノ酸Schiff塩基を用いたアルドール縮合反応による不飽和アミノ酸の新たな合成法を開発しました。しかし不飽和アミノ酸Schiff塩基のさらなる変換は、一般的に変換反応で利用される酸性条件で中間体が不安定であるため困難でした。そこで私はイミン部位にOH基を導入することによって形成される分子内水素結合を利用したイミン交換反応による変換を着想、開発することとしました。こ [...]

ペンタレン骨格を起点とした新規π共役分子の創製
  • 総合理工学府 物質理工学専攻
  • 09 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 12 つくる責任つかう責任

ペンタレンは8π電子系であり、ヒュッケル則を満たさない反芳香族性化合物である。その反芳香族性に起因してペンタレンはHOMO-LUMO間のエネルギーギャップが比較的小さいという特徴をもっている。またペンタレンそのものは容易に二量化反応が進行するほど不安定であるが、芳香環を縮環させることでペンタレンを安定化させたベンゾペンタレン、ジベンゾペンタレンの合成例は数多く報告例が存在する。さらにπ拡張されたジ [...]

成長する完全k分木上のランダムウォークの再帰性について
  • 数理学府 数理学専攻
  • 08 働きがいも経済成長も
  • 09 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 11 住み続けられるまちづくりを

ランダムウォークは、ネットワーク科学/工学、表現学習などの分野において幅広く使用される。中でも、ネットワーク科学/工学の分野において、現実世界により近いモデルとして、変化するグラフ上のランダムウォークが興味を集めている。変化するグラフそのものの性質は、21世紀初頭に数多くの研究がなされている。しかし、変化するグラフ上のアルゴリズムやランダムウォークなどの確率過程の数理解析は未解明の部分が大きい。 [...]

含窒素六員環芳香環の位置選択的フッ素官能基化
  • 総合理工学府 物質理工学専攻
  • 09 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 12 つくる責任つかう責任

フッ素原子は小さな原子半径、高い電気陰性度、炭素原子と強固な結合を形成することから、トリフルオロメチル基に代表される含フッ素官能基を有機化合物中に導入すると、化学的、物理的性質が大きく変化することが知られている。疎水性や代謝安定性をもたらすことによる薬理動態の改善等が期待されることから、含フッ素官能基は医農薬に広く用いられている。その最も効率的な導入法としてC(sp2)−H結合の直接トリフルオロメ [...]

総合的かつ効果的な領域外質問検知システムの実現
  • システム情報科学府 情報理工学専攻
  • 08 働きがいも経済成長も
  • 09 産業と技術革新の基盤をつくろう

質問応答システムは、基本的なサービスとして、多くのウェブサイトで広く展開されている。 その中核となる意図認識モジュールが通常、あらかじめ定義した領域内(In-Domain、 IND) 質問で学習させる。しかし、実際の応用の中で、想定外の質問(領域外、Out-of-Domain、OOD質問)もよく現れる。より良いサービスを提供するためには、OOD質問を検出する能力が不可欠である。 本研究では、様々な [...]

外層に広葉樹,内層にスギを用いた異樹種 3 層CLTの性能に関する研究
  • 生物資源環境科学府 環境農学専攻
  • 09 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 15 陸の豊かさも守ろう

近年は、建物の木造化、木質化が世界各地で進められている。特に、中大規模の建物では、CLTを用いる試みが増えている。三層CLTに関する関連研究の多くはスギ材から作製された単一樹種CLTに関するものである。関連する研究データは徐々に改善されているが、広葉樹材のCLTでの製作技術と関連研究はまだ不十分である。地域によって生産される主な樹種も異なり、西日本では比較的資源量が多い常緑広葉樹のタブノキ、シイノ [...]

液体の積分方程式理論とMonte Carloシミュレーションによる電解質溶液中の同符号荷電粒子間実効引力の研究
  • 理学府 化学専攻
  • 03 すべての人に健康と福祉を
  • 09 産業と技術革新の基盤をつくろう

電解質溶液中に存在する負電荷を帯びた粒子(アニオン)同士では、直感的には斥力しか生じそうにない。しかし、電解質イオンの種類や濃度によって実効的に引力が生じる場面が存在する。この実効引力は酸性タンパク質などの生体分子でも起こる現象である。我々はアニオン間実効相互作用を統計力学を用いた理論とシミュレーションで計算することでこの現象の解明を試みる。