稠密MT観測・稠密地震観測による内陸地震破壊開始過程の解明 理学府 地球惑星科学専攻 本研究は内陸地震の破壊開始機構における深部流体の役割を解明することを目的とする。2000年鳥取県西部地震を対象に、MT法による比抵抗構造解析と稠密地震観測データを統合し、低比抵抗領域として推定される流体分布と深部低周波地震・非ダブルカップル型地震などの地震活動との対応関係を評価する。これにより、流体の存在・移動経路および破壊開始への影響を明らかにする。
確率論における幾何的複体のトポロジー 数理学府 数理学専攻 位相的データ解析と呼ばれる、トポロジーを用いたデータ解析手法の理論的な側面に興味があります。位相的データ解析は、確率論的な視点、表現論的な視点、機械学習の視点など様々な方面から研究がされており応用範囲が広がりつつある分野です。私は、確率論的な立場から研究をしています。トポロジーの言葉を確率論の言葉で説明することを目指しています。
固体高分子形燃料電池の化学的耐久性に関する研究 工学府 水素エネルギーシステム専攻 固体高分子形燃料電池は、特に燃料電池自動車などの運輸分野での応用が進んでおり、今後はトラックやバス等の大型・商用モビリティへの適用が期待されている。これには乗用車以上の出力・航続距離が要求され、PEFCの高出力化・高耐久化が必要である。本研究では、燃料電池の構成材料の1つである電解質膜に着目している。この電解質膜が劣化すると、燃料電池の出力と耐久性の低下に繋がる。そのため、電解質膜の劣化抑制が、燃 [...]
走硬性のメカニズム解明による細胞の運動方程式の導出 理学府 物理学専攻 本研究は,細胞が基盤の硬さに応じて運動様式を変化させる「走硬性」の現象に着目し,そのメカニズムを解明することで,細胞の運動方程式を導出することを目的とする.細胞は自発的に力を生成し,基盤との相互作用によって運動するが,発揮される力と動きの関係,すなわち細胞の運動方程式は未解明である.まず,走硬性を再現可能なミクロスケールの理論モデルを構築し,そこから得られるマクロな物理量を測定することで,細胞の運 [...]
電波観測による原始星周囲の階層構造の解明 理学府 地球惑星科学専攻 星・惑星系の形成過程を解明することは、天文分野における重要な課題である。星は、分子雲の中でも比較的密度が高い領域において、分子ガスとダストの重力収縮によって形成される。主降着期における円盤形成およびエンベロープ (原始星周囲の高密度なガスの塊)などの円盤周辺構造を理解することは、原始星の成長過程を明らかにする上で必要不可欠であり、理論・観測の両分野において重要な研究対象となっている。特に近年、世界 [...]
キャピラリ破断方式による溶融酸化物の流動特性評価 工学府 材料工学専攻 本研究では、融体の粘度のずり速度依存性を評価するため、キャピラリ破断方式を用いた測定手法を確立します。特に、モールドフラックスの高温での流動特性を定量的に評価し、温度や組成、変形速度が粘度に与える影響を調査します。成功すれば、鋼の製造プロセスの効率化や高品質化に貢献し、他の材料加工分野への応用も期待されます。
細胞間結合因子によるエナメル芽細胞分化制御および極性化制御機構の解明 歯学府 歯学専攻 再生医療の進歩は目覚ましく、胚性幹細胞やiPS細胞などの未分化幹細胞を用いた再生技術が、様々な臓器にて応用され注目されている。一方で歯科領域に目を向けると、「歯の再生医療」は国内外で大きく注目され、新たな発展が期待されている分野であるにも関わらず、その発生過程の複雑性から、未だ達成が困難な状況にある。 細胞間結合の1つにギャップ結合がある。ギャップ結合の変異によってエナメル質形成不全症を呈する疾 [...]
東シナ海及び日本海における古海洋底層環境の復元 理学府 地球惑星科学専攻 本研究は”貝形虫”と呼ばれる生物を用いて,最終氷期最盛期(LGM)から完新世にかけての古黒潮・古対馬暖流の流路及び強度を復元することを目的とする.