慣習的オノマトペ表現がない非言語音の言語化方略とその発達的変化 人間環境学府 行動システム専攻 母語の音韻体系への適応を明らかにするために、博士課程における研究では、子どもが非言語音を言語音で模倣する際に使用する言語化方略を比較する際に、養育者による言語化場面を観察することで、子ども自身の言語化に養育者の影響が見られるのか検討する。各参加者は非言語音を聞き、それらに対する言語化が求められた。養育者の言語化場面を観察した後、再度子どもの言語化が、どの程度養育者の使用した言語化方略と類似するかを [...]
異常3⾊覚の等⾊メカニズムの定式化 芸術工学府 芸術工学専攻 「色再現」とは,異なる視覚メディア間で同じ色に見えるようにする技術である.しかし,錐体分光感度に個人差がある「異常3色覚」では,色の見え方が異なり,広色域ディスプレイでの色の違和感が問題となる.さらに,理論上,異常3色覚に対する色再現が可能であるが,実験結果と理論の不一致が生じた.本研究の目的は,異常3色覚の等色実験と錐体分光感度の測定を統合して色再現理論を見直し,多様な色覚に対応した色再現システ [...]
Politics of Language in Post- Colonial Sri Lanka. Social and political consequences of language education policies in Sri Lanka and the linguistic grievances of the general public. 人間環境学府 教育システム専攻 The presence of language diversity across the globe depict the key role played by language education policies in ensuring reconciliation among countries, cultures and ethnicities. Sri Lanka like many [...]
人形浄瑠璃の戯曲構成―舞台演出との相関を視座に― 人文科学府 言語・文学専攻 本研究は、舞台演出という新しい視点に立脚し、TEI ガイドラインに準拠したテキストデータの構築方法を利用し、人形浄瑠璃の戯曲構成に焦点を当て、その解明を行うものである。元禄時代前後、人形浄瑠璃の舞台だけで演じられていた道化人形とからくりの演出は、徐々に脚本に導入されてきた。本研究では、17 世紀半ばから18世紀までの浄瑠璃脚本における、道化人形とからくりという演出的要素を明らかにしたうえで、叙事的 [...]
言語理解における意思決定:センテンス理解にて努力と好みの役割 システム生命科学府 システム生命科学専攻 もっと本を読んだら、世界はもっと良くなるのか?もちろん、読書が世界の問題を解決できると断言 するのは、せいぜい甘っちょろい考えだろう。しかし、読書は人の共感力をより強くするのに役立つ ことが、多くの研究により明らかになっています。 共感力は、社会をまとめる接着剤とも言われている。しかし、Konrath によるメタ分析によると、大 学生の共感力は 1970 年代から 2000 年代にかけ [...]
系譜編纂と近世武家社会 人文科学府 歴史空間論専攻 近世日本社会は、様々な集団や家を単位とする身分制社会であった。集団や家の系譜はアイデンティティに関わるもので、系譜編纂という営為そのものも社会的な意味を持つ。 本研究は、研究蓄積の少ない近世の武家、特に大名家臣団の系譜を取り上げ、系譜編纂や系譜上の言説が武家社会において持った意味を明らかにすることを目的とする。この研究は、武家社会の構造や集団内での意思決定過程を解明することにも寄与する。
幼児と自閉症児者に共通するシンボル機能の獲得段階とピクトグラム理解との関係 芸術工学府 芸術工学専攻 保育機関と特別支援学校・支援施設において、1)視覚支援のグラフィックが体系的でなく、どの視覚支援を使用するかは保育士や教員に委ねられている、2)どのようなグラフィック形状がどの程度の発達レベルに効果的であるかが明らかになっていない、という共通の課題がある。そこで本研究では、幼児と自閉症児者を対象に、シンボル表象機能の獲得段階とピクトグラム理解との関係を解明し、発達レベルに合わせてピクトグラムを選択 [...]
空間的公正とソーシャルインクルージョン―福岡における社会資源の空間的ポリティクス― 地球社会統合科学府 地球社会統合科学専攻 本研究は、障がい者福祉におけるインクルージョンの実現に向け、教育支援、相談支援、家族支援などの社会資源が地域の中でどのように配置され、利用可能となっているのかを、空間的公正の視点から検討する。特別支援学級、相談支援、当事者団体を対象に、GIS、統計資料、聞き取り調査を用いて、社会資源の実態とアクセシビリティを明らかにする。支援の量だけではなく、利用しやすさや支援相互の関係にも着目する。