未利用資源を活用した大規模水素サプライチェーンの構築を目指す次世代型資源開発 工学府 地球資源システム工学専攻 本研究の目的は、大規模な水素(H2)サプライチェーンの構築を目指し、低品位石炭採掘とH2製造、CO2貯留の統合システムを開発することである。近年、脱炭素社会へのシフトが加速し、燃焼・発電時にCO2を排出しないクリーンエネルギーとして水素が注目されている。しかし、製造コストの高さや安全性等の課題から、水素の普及は限定的である。本研究では、世界の石炭埋蔵量の約50%を占め、低コストで入手可能な褐炭など [...]
統一的すべり理論の構築に向けた超高分解能多要素同時AFM計測 工学府 航空宇宙工学専攻 集積回路に発生する高温部位「ホットスポット」は動作不良や破壊の原因になるが、従来の固体熱伝導では対処しきれていない。一方、Nature誌で報告されたマイクロチャネル冷却はダイヤモンドを超える伝熱性能を実現した。このような固体熱伝導の限界値を突破する冷却をさらに発展させることが発熱問題の解消につながり、Society 5.0へ向けた基盤技術になると期待される。一方、このような微細スケールでは摩擦抵抗 [...]
マイクロフローリアクター内の混合過程の観察 理学府 化学専攻 フロー反応は、近年有機合成を精密化・高速化するプロセスであり、エネルギー効率など優れていることからグリーンケミストリーとしても注目されている。フロー反応は二つの溶液をマイクロ流路で混ぜることにより、溶液の進行に従って反応が進行する。この反応時間の正確な決定のためには、混合時間と反応時間を切り分ける必要があり、混合時間を定量化する必要がある。本研究では、化学発光の代表例であるルミノール反応を用いるこ [...]
生産関数アプローチを使った炭素シャドウプライスの比較分析 経済学府 経済システム専攻 本研究では、確立フロンティア分析を用いて、炭素シャドウプライスを計算し、その価格に影響を与える要因を分析します。炭素シャドウプライスとは、炭素排出量を1単位削減するのに必要な価格のことです。
四配位金属シアニドの複合化によるNi(II)中心の磁気転移制御 理学府 化学専攻 プルシアンブルー類縁体 (MM’(CN)6) に代表される金属シアニドは、高い設計性や幅広い機能性から広く研究が進められてきた。その機能の多様性は組成中の金属種 (M, M’) に起因したものであるとされてきたが、近年、その構造多様性も機能性に大きく影響していることが報告された。しかし、プルシアンブルー類縁体のほとんどはジャングルジム型の構造であり、構造多様性を活かした設計は困難である。一方で、四 [...]
4次元その場解析を用いた変形誘起マルテンサイト変態が寄与するき裂伝播現象の解明 工学府 機械工学専攻 本研究では、シンクロトロン放射光を用いたX線CTおよびX線回折法(XRD)を組み合わせることにより、変形誘起マルテンサイト変態プロセス・メカニズムと破壊現象を、空間的かつ時間的観点から解明することを目指す。本研究は、材料中の相変態プロセスを結晶学的情報とともに4次元で追跡し、き裂の発達挙動を同時に解析するという点で革新的であり、エネルギー貯蔵・輸送システムのコスト低減に寄与することが期待される。
次世代パワーデバイス材料のナノ研削性能と平坦化加工に関する研究 工学府 機械工学専攻 次世代パワーデバイス材料として、特にSiCとGaNがその優れた性能により近年広く使用されている。平坦化加工はパワーデバイス製造の中で必要なステップであり、一般的にダイヤモンド研削と化学機械研磨(CMP)の組み合わせで行われる。しかし、新世代の材料は硬くて脆い特性を持つため、平坦化の効果や効率は期待を満たさないことが多い。この問題を解決するために、本研究では材料のナノ力学性能を分析し、 [...]
埋込型医療器向けメターマテリアルによるデュアルバンド無線電力伝送関連研究 システム情報科学府 電気電子工学専攻 近年、ペースメーカーなど埋込医療機械の利用患者は段々増えている現状がある。そこで、本研究で開発した小型デュアルバンド無線電力伝送システムは単に埋込医療機械に電力を供給するのみならず、患者の状態を監視し、及び患者より起こりうる緊急事態が素早く対応できる「BAN(Body Area Network)」という人体の表面また体内に配置された無線通信によって構築される近距離無線ネットワークの開発においても重 [...]