生産関数アプローチを使った炭素シャドウプライスの比較分析 経済学府 経済システム専攻 本研究では、確立フロンティア分析を用いて、炭素シャドウプライスを計算し、その価格に影響を与える要因を分析します。炭素シャドウプライスとは、炭素排出量を1単位削減するのに必要な価格のことです。
四配位金属シアニドの複合化によるNi(II)中心の磁気転移制御 理学府 化学専攻 プルシアンブルー類縁体 (MM’(CN)6) に代表される金属シアニドは、高い設計性や幅広い機能性から広く研究が進められてきた。その機能の多様性は組成中の金属種 (M, M’) に起因したものであるとされてきたが、近年、その構造多様性も機能性に大きく影響していることが報告された。しかし、プルシアンブルー類縁体のほとんどはジャングルジム型の構造であり、構造多様性を活かした設計は困難である。一方で、四 [...]
樹状型高分子を用いた有機エレクトレット創製と自発的配向分極の機構解明 総合理工学府 総合理工学専攻 極性を有する有機分子を真空蒸着すると、分子の双極子モーメントが自発的に偏った配向を示すことで、自発的配向分極 (SOP) が起こることが知られている。SOPが誘起して生じる巨大表面電位 (GSP)は、振動発電素子に使用可能なエレクトレット材料への応用が期待されている。本研究では、樹状型高分子を用いて膜中の分子配向を制御し、高性能エレクトレット材料を作製することに加え、未だ全容が解明されていないSO [...]
4次元その場解析を用いた変形誘起マルテンサイト変態が寄与するき裂伝播現象の解明 工学府 機械工学専攻 本研究では、シンクロトロン放射光を用いたX線CTおよびX線回折法(XRD)を組み合わせることにより、変形誘起マルテンサイト変態プロセス・メカニズムと破壊現象を、空間的かつ時間的観点から解明することを目指す。本研究は、材料中の相変態プロセスを結晶学的情報とともに4次元で追跡し、き裂の発達挙動を同時に解析するという点で革新的であり、エネルギー貯蔵・輸送システムのコスト低減に寄与することが期待される。
次世代パワーデバイス材料のナノ研削性能と平坦化加工に関する研究 工学府 機械工学専攻 次世代パワーデバイス材料として、特にSiCとGaNがその優れた性能により近年広く使用されている。平坦化加工はパワーデバイス製造の中で必要なステップであり、一般的にダイヤモンド研削と化学機械研磨(CMP)の組み合わせで行われる。しかし、新世代の材料は硬くて脆い特性を持つため、平坦化の効果や効率は期待を満たさないことが多い。この問題を解決するために、本研究では材料のナノ力学性能を分析し、 [...]
埋込型医療器向けメターマテリアルによるデュアルバンド無線電力伝送関連研究 システム情報科学府 電気電子工学専攻 近年、ペースメーカーなど埋込医療機械の利用患者は段々増えている現状がある。そこで、本研究で開発した小型デュアルバンド無線電力伝送システムは単に埋込医療機械に電力を供給するのみならず、患者の状態を監視し、及び患者より起こりうる緊急事態が素早く対応できる「BAN(Body Area Network)」という人体の表面また体内に配置された無線通信によって構築される近距離無線ネットワークの開発においても重 [...]
電解質中におけるリチウムイオンの輸送特性に関する分子動力学解析 総合理工学府 総合理工学専攻 私のSPRING研究は、リチウムイオン電池の電解液における輸送特性の分子動力学(MD)シミュレーションに焦点を当てています。本プロジェクトでは、様々な条件下における拡散率、粘度、イオン伝導度、誘電率といった主要な物性を調査しています。これらの分子レベルでの知見は、電気化学的電池モデルやバッテリー管理システム(BMS)に対して、より現実的なパラメータを提供するために活用されます。過酷な動作条件下にお [...]
The evaluation of maximum CO2 storage capacity and the permeability change in an igneous high-temperature geothermal reservoir. 工学府 地球資源システム工学専攻 大気中のCO2レベルの上昇は、人類に深刻なリスクをもたらす気候変動を引き起こしますが、化石燃料は明らかに何十年も使用され続けるでしょう[1]. この課題に対応するには、大規模な炭素回収貯留(CCS)が必要になります[2]. このソリューションの成功は、CO2を安全かつ恒久的に貯蔵できるかどうかにかかっています[3]. 本研究ではCO2貯留サイトの候補としての火成岩主の高温地熱貯留層の応用可能性と、 [...]