音楽土木工学を設計する——音楽のためのプログラミング言語mimiumの開発を通じて 芸術工学府 芸術工学専攻 本研究では、音楽とは直接関係のない基幹的なテクノロジーを、音楽実践者の視点で改めて作り直す「音楽土木工学」という学問の提唱を、音楽のためのプログラミング言語「mimium」の開発という実践を通じて試みる。
不規則複雑系多孔体の細孔形状評価法の確立 総合理工学府 総合理工学専攻 Xeガスを分子プローブとすることで129Xe-NMR法により多孔体の細孔形状についての情報を得られる可能性を見出している。本研究により多孔体に細孔形状評価法が確立された暁には、従来の細孔構造解析方法を改善し、細孔構造を正確に解析することができるのみならず、エネルギー、触媒、環境保護などの分野に高性能多孔質材料開発へとつながり、多孔体設計指針の見直しが可能となる。
観測衛星を用いた微小デブリ環境推定 工学府 航空宇宙工学専攻 宇宙開発の脅威であるスペースデブリの中でも,大きさが2 mm以下の微小デブリは,地上からの観測が困難であり,情報が著しく欠如している.そのため,デブリ分布を予測するモデル(デブリ環境モデル)による微小デブリの衝突確率の予測は大きな不確実性が伴う.微小デブリは,7 km/sもの速さで飛来し,衛星に衝突すれば,致命的な損傷を与えうるため,微小デブリ環境モデルの精度向上は喫緊の課題となっている.この課題 [...]
繊維状タンパク質集合体を繊維強化剤として織り込んだ新規タンパク質繊維の創製 工学府 応用化学専攻 枯渇資源に依存しない人工タンパク質繊維は、循環型社会の実現に貢献する次世代材料として注目されている。特に、シルクやコラーゲンなどの繊維状タンパク質は、生物の構造形成や機械的強度の維持において重要な役割を担っており、再生可能なタンパク質性資源としても注目されている。本研究では、優れた機械的特性を有する新規人工タンパク質繊維の創出に向け、繊維状タンパク質を連結させた超巨大タンパク質集合体と天然のファイ [...]
各種免疫細胞共存系への酸素プラズマ照射による免疫機能活性制御 総合理工学府 総合理工学専攻 従来の免疫療法は単一の免疫細胞のみを活性化するため,複雑な免疫システム内での連携が取れず,十分な効果が得られない課題がある.本研究は,活性種のカクテルである酸素プラズマ照射を用い,複数種の免疫細胞の活性化向上と細胞間情報伝達(サイトカイン)の制御を同時に行うことで,免疫機能全体の最適化と治療効果の最大化を目指す.さらに,シミュレーションや遺伝子解析を通じてその作用機序を分子レベルで解明する.
温室効果ガスの排出を考慮したスーパーコンピュータのハードウェアアップグレードポリシーの設計 システム情報科学府 情報理工学専攻 スーパーコンピュータは科学の進歩に不可欠ですが、膨大な温室効果ガスの排出量 が問題視されている。高性能コ ンピュータシステム(HPC)の生涯温室効果ガスの排出量には、コンピュータハードウェアの製造とシステム稼働中に消費されるエネルギーによる直接的および間接的な排出がある。したがって、HPCの設計と運 用を通じて温室効果ガス排出量を最小限に 抑える戦略の策定が重要である。 [...]
世界多地域産業連関表を用いたデカップリング分析手法の開発とその実証分析 経済学府 経済システム専攻 気候変動に対処するためには、政府が経済成長と温室効果ガス(GHG)排出の関係を切り離す「デカップリング」の過程を明らかにし、効果的な経済構造の低炭素化政策を策定することが重要である。経済学者は、排出係数や生産技術、消費量、消費嗜好の変化など、経済成長と並行してGHG排出に影響を与える要因の特定を試みてきた。先行研究では、構造分解分析や指数分解分析が用いられているが、多国間・長期時系列の要因比較や、 [...]
柔軟メカニズムを用いた低侵襲軟性内視鏡デバイス 工学府 機械工学専攻 大腸がんは軟性内視鏡により早期発見・治療することで完治が可能である。 しかし、既存の軟性内視鏡は操作が難しく、術者への技術習得の負担が大きい。この問題の解決策として操作を支援するための軟性内視鏡デバイスは有用であるが、従来機構では部品点数が多く、サイズが大きい。本研究では弾性体の柔軟変形を利用した柔軟メカニズムを用いた小型・軽量・シンプルな軟性内視鏡デバイスを開発した。