アンビデントアントラセンを利用したイプチセンの合成
- 総合理工学府 総合理工学専攻
イプチセンは、プロペラ型分子であるトリプチセンを始めとするバレレン骨格を持つ芳香族分子の総称である。著者らは最近、電子豊富なアントラノキシドとベンザインとのDiels-Alder反応を用いたトリプチセンの効率合成法を見出した。本研究では、分子内にアントラノキシド部位とベンザイン部位が共存する「アンビデントアントラセン等価体」を利用したイプチセンの合成法の開発を目的とする。
研究キーワード
- benzyne
- anthracene
- functional material
- iptycene