アジアにおけるTOD(公共交通指向型開発)とサステイナブルシティに関する研究 芸術工学府 芸術工学専攻 世界の都市は、持続可能な開発を管理・計画上の大きな目標として取り入れている。米国で提唱されたTransit-oriented Development(TOD)は、近年アジアでも注目され、持続可能な都市開発のための有効な計画戦略として台頭してきた。本研究では、アジア3カ国の都市を代表例として、TOD理論における地域計画の役割に焦点を当て、持続可能な開発における長期的な都市交通・土地利用問題を解決する [...]
「周辺」から読む列島弥生社会展開プロセスとその意義 地球社会統合科学府 地球社会統合科学専攻 多様なアイデンティティの基盤構築、「地球市民」としてのアイデンティティ形成、又は既存権力関係の相対化を目指し、「社会進化の一般性・特殊性」に着目することで上記への貢献を目指す。具体的には多様な意味での周辺性を有する「東日本弥生社会」という時空間構造を土器・集落・その他インフラ動態の復元とそれら相互の相関関係のパターン化作業によって復元するとともに、列島内諸地域間の比較、或いは鉄器時代ブリテン島との [...]
ミャンマー周辺域の鳥類の種多様性の変遷を系統地理解析により探る 地球社会統合科学府 地球社会統合科学専攻 ミャンマーは、⻑い間国内の政情が不安定であったため、生物多様性の情報収集が他 の国よりも遅れている。ミャンマーは生物多様性が非常に高い地域ですが、そこに暮らす多くの生き物が生息地の減少により危機に瀕している。ミャンマーはイン ド、ヒマラヤ・チベット、インドシナといった複数の生物地理区に隣接しています。鳥類では、この地域はアジアで最も種多様性が高い地域でもある。鳥類は他の生物に比べ、その分布や分類が [...]
江戸後期における漢詩の日本化についての研究 人文科学府 言語・文学専攻 本研究は、江戸後期の性霊派詩人によって鼓吹された性霊詩風がもたらした、一般的な現象としての「漢詩の日本化」を究明するものである。十八世紀中頃、徂徠学の隆盛に伴い、中国の詩文を模倣する詩風は日本の詩壇を席巻するようになった。性霊派の詩人たちは、徂徠一門の模倣主義を批判しながら、多くの日本的要素がある漢詩を詠じた。本研究では、性霊派の紀行詩・和歌題漢詩・題画詩・田園詩などを検討し、江戸後期における「漢 [...]
土器の専門化、社会組織と国家の誕生: 陶寺文化と二里頭文化の比較研究 地球社会統合科学府 地球社会統合科学専攻 土器の専門化と社会の複雑化には強い結びつきがある。 多くの学者は、土器の専門化の度 合いと社会の発展には正の相関があると考えている。 世界各地の初期文明の研究において、初 期国家の出現は高度な社会的洗練の結果であり、土器の専門化と表裏一体の関係にあると考えら れている。 しかし、一般に欧米の学者によって提唱され、欧米での考古学的実践に基づく研究 モデルの存在は、東アジアの考古学研究 [...]
初等中等教育のコンピテンシー導入に関する日中比較~教科外活動を中心に~ 人間環境学府 教育システム専攻 本研究は、コンピテンシー概念がアジア諸国の初等・中等教育段階に展開していくうえで、教科外活動の位置づけと役割がいかに変化していくのかを明らかにするための日中比較研究である。 具体的には、共通性のある日中両国の教育改革を対象とし、その過程における理念・政策・実践の実態と変容を相互作用的、総合的なアプローチによって解明し、異文化間教育実践というレンズを通して往還的な省察に基づいて比較分析を行う。
環渤海地域における漢墓の研究―陶器を中心に― 人文科学府 歴史空間論専攻 漢代における環渤海地域は漢王朝の領域の境に位置する。環渤海交易圏とその延長に、三韓や弥生時代後半期の北部九州との交易環境が存在したと考えられるのである。環渤海地域の漢墓は、遼東・膠東および楽浪に地域区分され、各地域の間の共通性と独自性が注目されてきた。 本研究では、遼東地域・膠東地域・楽浪地域という環渤海地域における漢墓の墓葬制と副葬陶器の型式学的分析を通じて、各地域の漢墓編年を再構築し、地域性と [...]
変動する地域におけるまちづくり活動の論理と展開――大学移転に直面する箱崎地域から 人間環境学府 人間共生システム専攻 大学移転や跡地の再開発計画などといった地域構造の大きな変容に直面するなかで様々な活動が生まれている福岡市東区箱崎地域を事例として、流動化社会における地域社会への意味づけや新たな連帯の構築について考える。地域の様々な構成基盤の大きな変化に直面していく中で、自分たちの暮らす地域のアイデンティティや歴史、文化などを捉え直し、再構成していくようなまちづくり活動の論理を明らかにすることで、流動化社会のなかで [...]