熱活性化遅延蛍光を示すカルバゾールデンドリマーの励起状態ダイナミクス 理学府 化学専攻 デンドリマー分子材料は、他の高分子材料とは異なり分子構造を正確に制御でき、特異的な分子集積を利用した高分子材料であり、塗布型有機ELの発光層への応用可能性から注目を集めている。その中でもカルバゾールデンドリマーは、電子アクセプター性のコアと組み合わせることで非発光性の最低三重項励起状態(T1)を発光性の最低一重項励起状態(S1)に変換する逆項間交差により熱活性化遅延蛍光(TADF)を示すため、有機 [...]
壁面を考慮した液体水素の気液相変化過程に関する研究 工学府 機械工学専攻 近年、脱炭素社会の実現に向けて水素エネルギーへの関心が高まっており、中でも液体水素は効率的な輸送・貯蔵手段として期待されている。液体水素は約20Kの極低温で使用され、気液飽和線付近の条件下では外部からの入熱や圧力低下により容易に気化する。そのため、特に圧力低下によるキャビテーションは、液体水素ターボポンプなどにおいて性能低下や破損を引き起こす重大な課題である。しかし、極低温での実験は困難であり、キ [...]
混合ガス雰囲気の熱プラズマにおける二次元温度場可視化手法の確立 工学府 化学工学専攻 熱プラズマは10 kKを超える高温,高化学活性,急冷可能といった特長を有しており,溶接,溶射,廃棄物処理やナノ粒子合成などに応用されている.熱プラズマの温度は輸送現象や化学反応に影響を与える重要なパラメータである.高速度カメラは優れた時空間特性を有しており,複雑に変化する熱プラズマを観測するのに非常に有用なツールとなっている.しかし,高速度カメラを用いた温度計測手法にはプラズマからの連続光により誤 [...]
気体透過特性に対する分離超薄膜の表面効果と CO2選択性向上に向けた表面分子構造制御に関する研究 工学府 応用化学専攻 膜分離法は低コストCO2分離法として、地球温暖化抑制への貢献が期待されている。実用化に向け、CO2透過量, 選択性を両立した分離膜を設計する上で、高いガス透過性を示すポリジメチルシロキサン(PDMS)薄膜のCO2選択性向上は、有効手段の1つだろう。本研究ではこれに向け、CO2親和性分子の膜表面への直接修飾法を開発する。表面酸化処理を必要とせず、スピンコート、加熱からなる簡便性、かつビニル基を有する [...]
イオン貯蔵のためのマイエナイト系籠型結晶の開発 工学府 応用化学専攻 C12A7は正に帯電したケージ状の構造を有し、その電荷補償のためにケージ内にアニオンを包接する。通常、包接ケージには水酸化物イオンが入っており、他のアニオンや電子に置換することでさまざまな特性が発現する。当グループではC12A7の単相合成に成功している。また、ケージに包接可能なアニオン数を増やすことを目的として、C12A7を構成するAlサイトの一部を荷電子数の異なるSiで置換することに成功している [...]
Molecular design for moving from fluorescent to TADF emitters toward high-performance OLEDs and organic lasers 工学府 物質創造工学専攻 Organic light-emitting diodes (OLEDs) and organic semiconductor lasers have been highly attractive due to their advantages of lower cost, chemical structural tunability for wide-range emission colors, [...]
Recognition of Japanese Historical Hand-Written Characters Based on Object Detection Methods システム情報科学府 情報学専攻 I mainly research the following three themes. (1) Higher accuracy of Kuzushiji recognition based on object detection Methods We apply object detection technology to improve recognition accuracy and pr [...]
二段階励起機構を備えた酸素生成フォトアノードの創製と炭酸ガスの資源化反応への応用 理学府 化学専攻 近年、分子性触媒と各種半導体を融合した光触媒による水を電子源としたCO2還元反応が注目されている。我々はこれまでに、コバルトポリオキソメタレート(CoPOM)を物理吸着したカーボンナイトライド光触媒(C3N4/CoPOM)による光酸素生成反応から高い触媒回転頻度(TOF = 15.8 h-1)を見出したものの、その外部量子収率は0.01%と依然として低い値に留まっていることを明らかにした。 本研究 [...]