Research Achievements 研究業績

佐伯 拓海さん(芸術工学府)の論文がFrontiers誌にアクセプトされました

佐伯 拓海さん(芸術工学府)の論文がFrontiers誌にアクセプトされました。
おめでとうございます!


著者名
佐伯 拓海・増田展大・城 一裕

所属学府
芸術工学府 芸術工学専攻

論文タイトル
The (im)possibility of communication with nonhuman beings: with digital screen printing of luminous bacteria
非人間の生物とのコミュニケーションの(不)可能性について:発光細菌のデジタルスクリーン印刷を通して

要約
現在のメディア環境において、ジョン・ダーラム・ピーターズは非言語コミュニケーションの重要性を強調し、デジタル技術を基盤として、「メディア」が生物を取り巻く環境としての本来の意味(milieu)を取り戻しつつあると指摘している。本稿では、この考えを具体化し、批判的に議論するために、著者がデジタル技術に微生物を取り入れた作品を検証する。これらの作品では、発光細菌をインクとし、文字や画像をデジタルスクリーン印刷した。最初の作品であるA Medium for Images or Luminous Bacteria (2022)では、発光細菌インクで日本語のテキストを印刷している。2番目の作品である‘イ’(1926) by BioLuminescent Bacteria (2024)では、日本のテレビ史上初の画像である「イ」を発光細菌で再現している。本稿では、ウィリアム・アイヴィンズ・ジュニアやマーシャル・マクルーハンなどの古典的なメディア論を参照しながら、これらの実践を比較・分析する。また、現代のデジタルメディアに議論をさらに広げるために、もう一つの作品であるGrow.|Glow. (2023)を紹介する。最後に、アンナ・ティンやアントニオ・ダマシオの最近の議論を踏まえ、発光細菌の作品が現在のメディア環境にもたらす重要な意味合いを明らかにする。

ジャーナル名
Frontiers

関連するSDGs
SDGs 9 (産業と技術革新の基盤をつくろう)
SDGs 14 (海の豊かさを守ろう)

喜びの声
直近で2本目も採択されたので続けてご報告します。
この論文では、メディア論の古典的言説を私の作品と照らし合わせつつ、作品を通して現代のデジタルメディアを基盤とした非人間とのコミュニケーションに対して批評的に考察したものです。
こちらはオープンソースになっているのでどなたでもご覧いただけます。
2本目も採択されて嬉しいです。今後も精進します。

関連リンク
K-SPRING 2023年4月生 佐伯 拓海さん(芸術工学府)
制作した作品: Grow.|Glow. (2023)