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院生融合プロジェクト 学生インタビュー(後編)

前編に続き、金子甲二郎さん(理学府)、Tham Yik Foong(タクイツホウ)さん(システム情報科学府)のお二人に院生融合プロジェクトについてお聞きしました。是非ご覧ください!

Q7.実際の共同研究の進め方は?
共同研究を進めるに当たって、対面でのミーティングを時々計画するようにしています。そうすることで、重要な問題を議論し次のステップへの詳細な計画を立てるというオンラインでは難しい作業ができます。対面のミーティングの後は主にSlackを使ってお互いに進捗や気づきを連絡することにしています。

Q8.研究費予算50万円の使い道は?あと50万円あったら何ができた/したい?
私たちの研究は理論的もしくは数値的なものなので、初期の段階でお金はあまりかかりません。研究費予算は計算資源の購入や論文掲載料に使うつもりです。より多くの予算があったらより高性能の計算資源を購入できます。

Q9. この共同研究で学会発表や論文の執筆の可能性は?何パーセント?
すぐに学会発表や論文の執筆をすることはできないと思いますが、将来的にはできるだろうと考えています。80%です。

Q10.この共同研究の今後の展望・抱負は?
今後も研究を続け、学会発表や論文執筆といった何らかの結果に繋げることを目指します。この経験を、学際的な研究者となるための足がかりにできればと思っています。

Q11.お二人それぞれの将来の夢、目指す人物像は?
金子: 具体的な夢のようなものは特にありません。しかし、いつまでもワクワクする心を大切にし、必要であれば異分野であっても躊躇わず飛び込めるような勇気と忍耐力を兼ね備えた人でありたいと思っています。
Tham: 私は指導教員であるDanilo Vargas先生と同じような道を歩み、人工知能の継続的な研究に主眼を置きながら、この分野の教授になり、自分の研究室を持つことを目指しています。この分野をさらに発展させ、社会に貢献したいと思っています。Geoffrey Hinton, Yoshua Bengio, Fei-Fei Liなど、AI分野に多大な貢献をしてもなお謙虚で若い世代への教育にも取り組む方々の仲間入りをすることを楽しみにしています。

Q12.コース生の後輩へ、院生融合プロジェクトや共同研究にチャレンジする事へのメッセージをどうぞ。
面白そうだなと思っただけでも良いので、何らかの共同研究の機会を見つけたならば恐れずに他の学生に連絡を取ってみましょう。

金子さん、Thamさん、ご協力ありがとうございました!
お二人の研究が、更に発展することを心から願っています。

(2024年2月13日追記)
お二人の研究成果報告はこちら(関係者限定、要ログイン)