細胞増殖を運命づける染色体DNA複製開始の分子機構の解析 薬学府 創薬科学専攻 抗菌剤が効かない薬剤耐性菌は世界的に問題となっている。この克服のためには、新たな抗菌薬の標的を探す必要がある。しかし、抗菌剤の新規標的が見つからないために新規抗菌薬の承認数は年々低下している。我々はこの新たな標的として染色体DNA複製の開始反応が有望であると考えた。本研究は分子生物学的手法および構造解析を用いることで、染色体DNA複製開始反応を分子レベルで理解する。
超長寿命粒子で探る標準模型の拡張 理学府 物理学専攻 本研究は、欧州原子核研究機構(CERN)のLarge Hadron Collider(LHC)加速器におけるFASER検出器を用いて、重心系エネルギー13.6 TeVでの陽子–陽子衝突データを取得し、解析を行うことで重い中性レプトン(HNL:Heavy Neutral Lepton)の探索を行うものである。HNLは、素粒子物理学における標準模型(SM:Standard Model)では [...]
次元拡張光回路による高出力テラヘルツ波発生の研究 システム情報科学府 電気電子工学専攻 近年,モバイルデータトラフィックの急増に伴い,無線フロントホールでは伝送容量10Gbit/sが必須技術となっている.これに応える技術として,すでに30 GHz帯を利用した第5世代 (5G) 技術が世界的に普及しつつある。10年後にはさらに6G/Beyond 5G技術として100 Gbit/sを超える伝送容量が目標とされている.この実現のために期待されている技術が,100 GHz以上のいわゆるテラヘ [...]
ガーナ南西部から復元する古原生代の深海底堆積環境 理学府 地球惑星科学専攻 今から約22億年前に形成された地質体がガーナ南西部に分布する。この地質体は西アフリカに広く分布しBirimian帯と呼ばれる。私がBirimian帯で重要視するのは、約22億年前の海洋島弧火山列がプレートテクトニクスにより複数衝突して形成されたという点と、その過程で当時の火山島から海底までの地層が現在の陸上に表れている点である。さらにもう一つ重要な特徴は22億年前という時代背景であり、これは古原生 [...]
臨海部における地盤高と土壌環境が植栽樹木の生長に及ぼす影響について -博多港・北九州港緑地を事例として- 芸術工学府 芸術工学専攻 臨海部の厳しい自然環境下に形成された緑地は、主に潮風による環境圧や土壌による植栽基盤などによって生育が不十分なものや枯死する樹木が発生し、最適な生育環境とはいえない。そのため、より良い生育環境の整備には多くの知見が必要である。 本研究は、臨海部における植栽樹木の生長要因として地盤高と土壌水分環境に着目し、福岡県の博多港・北九州港の緑地を研究対象地として樹木の植生・土壌調査、分析を行う。また、植栽基 [...]
非対称トリス複素環ジアミンの合成 生物資源環境科学府 生命機能科学専攻 当研究室では、ロジウム触媒による有機ヘテロ原子を含む化合物の合成と機能の開発に取り組んでいる。特に、2種の異なる複素環を1 又は 3 原子のヘテロ原子リンカーで連結した非対称二環性リンク化合物の合成を実施している。これらは分子全体の形状を変えながら生体高分子に相互作用する特徴がある。医薬品や農業薬剤の候補化合物や機能性材料として期待される。 本研究は、非対称トリヘテロアリール化合物の合成法の開発で [...]
エピジェネティック制御による胆道閉鎖症の発症メカニズムの解明 歯学府 歯学専攻 私の研究の目的は、BAの発症機構を解明することであり、具体的には、SHEDに対するTNFAおよびIFNGのエピジェネティックな影響を調査します。具体的には、エピジェネティックメモリーSHED(EM-SHED)を確立し、これらのモデルを使用して、BA-TFを特定し、胆管細胞の形成や胆管機能における役割を明らかにします。この研究には、遺伝子操作を通じたBA-TFの候補のin vitroおよびin vi [...]
IGBT高熱負荷工程におけるSiウェハに関する研究及びプロセス最適化の設計 総合理工学府 総合理工学専攻 パワーデバイス作製工程においては、酸化や拡散などの高温熱処理プロセスがあり、Siウェハ内部に転位増殖や、ライフタイム低減などにより品質劣化が生じている。近年、ウェハの大口径化に伴い、その劣化は顕著になることが分かっている。 本研究では、熱処理中のウェハ品質劣化を抑制するため、プロセスの最適化設計を行う。熱処理プロセスの数値解析及び高温熱負荷実験前後のウェハ品質の評価を行い、材料工学(応力、転位)及 [...]