医療用純チタン積層造形材の構造因子の数値化による強度予測 工学府 材料工学専攻 金属3次元積層造形(AM)法は、従来の工法では実現できない複雑形状の部品を、型を用いずに造形することが可能な工法であり、生体分野や航空宇宙分野での適用が進んでいる。中でも、粉末床溶融積層法は、レーザーや電子ビームを走査することによって粉末床表面を溶融・凝固・積層させる手法であり、高精度の複雑形状が造形可能であることが特徴とされている。その一方で、製造条件によっては粉末溶融部近傍に生じるマイクロボイ [...]
暗黒下におけるアサの表層型アレロパシーに関する研究 薬学府 臨床薬学専攻 アレロパシーは、植物から放出される化学物質が、他の生物に、阻害的あるいは促進的な何らかの作用を及ぼす現象である。現在までにアレロパシーによる相互作用を示唆する現象は報告されているものの、アレロパシーの作用機序については未解明である。アサが植栽されている圃場において表層型のアレロパシーを引き起こすことが示唆され、活性本体が化合物Aであることを見出している。化合物A存在下では、シロイヌナズナの表現型に [...]
サウンドスケープデザインを用いた集合住宅団地の次世代規格の検討 芸術工学府 デザインストラテジー専攻 1981年までに竣工された建物が200以上現存し、新耐震に適合しない建物が多く、昨今の地震の規模から想定すると安全な暮らしに向けて建て替えが必要な事例が多い。しかしながら新築するうえで構造的、計画的なアプローチで設計が行われているが環境的側面は重視されておらず、法律で定められている換気や音の基準が設けられている。音響に着目するとL値やD値のような騒音制御に寄った指標が示されており、快適に暮らすため [...]
高齢者の咬合支持域が起立動作能力に与える影響について 歯学府 歯学専攻 高齢者の日常生活における主な事故は転倒である。特にフレイル、サルコペニアの状態では、転倒リスクは高くなると考えられており、この状態からの回復や予防は重要な課題となっている。 近年、咬合支持(歯のかみ合わせ)と運動機能の関連に着目した研究が報告されている。本研究では転倒と関連する運動機能のひとつである「起立動作能力」に着目した。起立動作能力とは、最大努力による座位からの立ち上がり動作において、荷重変 [...]
閉じ込めや障害物を設けたときのバクテリアの分子動力学・流体力学シミュレーション 理学府 物理学専攻 界面の影響が無視できるバルクにおけるバクテリアの集団の性質として, 乱れた渦の不規則な発生が挙げられる. 一方で, バクテリアを特定の領域に閉じ込めたり障害物を設けたりすることでバクテリアの渦を制御し, 渦を規則的に配列させられることが実験的に報告されている. しかし, これらの実験の, 界面が果たしている役割やその理論的背景にはまだ明らかではない部分が多い. 本研究は数値シミュレーションを用いて [...]
相対アノテーションを用いた医用画像の自動重症度推定 システム情報科学府 情報知能工学専攻 医用画像診断に深層学習を応用するためには,学習データとして大量のラベル付き画像を集める必要がある.医用画像へのアノテーションは医学知識が必要で,専門医が行わなければならない.本研究では,アノテーションの負担を軽減するために,ラベリングが簡単で,ばらつきの少ない相対アノテーションを用いて医用画像の重症度を自動推定する手法を検討する.提案手法は相対ラベルを用いて重症度の順序を推定するランキング学習をベ [...]
M2マクロファージが歯髄幹細胞の象牙芽細胞様分化に及ぼす影響について 歯学府 歯学専攻 歯科治療や外傷により歯髄組織が露出した場合、直接覆髄材を露髄面に作用させることで修復象牙質形成を促し、歯髄組織を保存する直接覆髄法が実施される。しかし、修復象牙質形成のメカニズムは明らかとなっていない。一方、マクロファージは初期炎症応答に重要なM1マクロファージと、組織の再構築に寄与するM2マクロファージに大別されることが知られている。歯髄組織においてもマクロファージが存在することが報告されている [...]