幼児は情報を支える証拠を重視するのか:批判的思考態度への発達的連続性 人間環境学府 行動システム専攻 他者が知らないことがある場合に,何らかの証拠を参照しようとする行動が正確な情報を得るのに有用である,という認識を幼児が持っているかどうかを検討する(研究1)。さらに,幼児自身が知らない情報に接する際に証拠を参照した行動を取るのかを明らかにする(研究2)。幼児期における「証拠の重視」の発達はどのように批判的思考態度に関連していくのか,縦断的に検討する(研究3)。
江戸後期における漢詩の日本化についての研究 人文科学府 言語・文学専攻 本研究は、江戸後期の性霊派詩人によって鼓吹された性霊詩風がもたらした、一般的な現象としての「漢詩の日本化」を究明するものである。十八世紀中頃、徂徠学の隆盛に伴い、中国の詩文を模倣する詩風は日本の詩壇を席巻するようになった。性霊派の詩人たちは、徂徠一門の模倣主義を批判しながら、多くの日本的要素がある漢詩を詠じた。本研究では、性霊派の紀行詩・和歌題漢詩・題画詩・田園詩などを検討し、江戸後期における「漢 [...]
パワーバランスと熱負荷分布に関するQUESTとEASTの比較研究 総合理工学府 先端エネルギー理工学専攻 Nuclear fusion is an attractive way to solve the energy shortage of human because of its inherent safety, wide distribution of resources and clean (no CO2 production). For future fusion power plant, p [...]
フランソワ・ブーシェの画業初期の活動戦略 人文科学府 人文基礎専攻 18世紀フランスの画家、フランソワ・ブーシェ(François Boucher, 1703–1770)はロココ美術を代表する画家の1人である。特に官能的な女性像を得意とし、神話画をはじめ多くの作品を残している。しかしその画業初期の活動については分かっていないことも多い。このような状況を踏まえ、本研究はブーシェの画業初期の作品をとりあげ、その活動戦略を明らかにすることを目的とする。具体的には、高等法 [...]
対面心理臨床の可能性と限界 人間環境学府 人間共生システム専攻 心理臨床実践では,従来セラピストとクライエントが対面することが基本とされてきました。しかしそれは積極的な治療的意義があったというより,即時的なやりとりを行う上での技術的限界からという要因のほうが大きかったと思われます。しかしながら情報伝達技術の発展により即時的なやりとりを行うことが可能になった現代において,場所を共有することの積極的な治療的意義を改めて明らかにすることが求められているのではないかと [...]
全身麻酔中のプロポフォール投与時の脳波波形の年齢による変化に関する研究 歯学府 歯学専攻 全身麻酔中の中枢神経系に対する麻酔薬の薬剤の強さを含め効果を評価することは、患者さんにとってとても重要である。全身麻酔中の麻酔深度は麻酔に用いる薬物の使用量を調節するための概念であり、適切な麻酔深度を得ることにより、患者の意識を消失させ、痛みを認識できず、手術による体動を抑制した麻酔状態を維持することができる。麻酔深度は bispectral index (BIS) などの脳波 (electroe [...]
コロケーションの難易度判定 地球社会統合科学府 地球社会統合科学専攻 様々な研究が、語彙レベルや文法項目に加え、談話分析や語用論の分野にまで及ぶ様々な要素を基準に、英語学習者が算出した英文の習熟度の自動判定を試みている。しかし、コロケーション(語と語のつながり)の難易度を考慮に入れた習熟度判定を行っている研究は管見の限り見られない。 コロケーションの難易度を考慮に入れた習熟度判定を行うには、難易度が付与されたコロケーションリストが必要となる。難易度が付与された語彙リ [...]
土器の専門化、社会組織と国家の誕生: 陶寺文化と二里頭文化の比較研究 地球社会統合科学府 地球社会統合科学専攻 土器の専門化と社会の複雑化には強い結びつきがある。 多くの学者は、土器の専門化の度 合いと社会の発展には正の相関があると考えている。 世界各地の初期文明の研究において、初 期国家の出現は高度な社会的洗練の結果であり、土器の専門化と表裏一体の関係にあると考えら れている。 しかし、一般に欧米の学者によって提唱され、欧米での考古学的実践に基づく研究 モデルの存在は、東アジアの考古学研究 [...]