山内朗生さん(工学府)の論文がNature Communicationsにアクセプトされました。
おめでとうございます!
著者名
山内朗生・藤原才也・君塚信夫・浅田瑞枝・藤原基靖・中村敏和・Pirillo Jenny・土方優・楊井伸浩
所属学府
工学府 応用化学専攻
論文タイトル
柔軟な多孔性金属錯体中のゲスト依存的な構造変化による三重項量子コヒーレンスの変調
要約
量子コンピューティングをはじめとする量子技術の1つである量子センシングは、量子ビットの量子力学的な性質を利用してセンシングを行う技術であり、従来に比べて高感度・高分解能なセンシングが可能になると期待されている。その中でも、分子中の電子スピンを量子ビットとして用いる手法は、分子の有する高い構造の自由度や均一性から盛んに研究されている。しかし、分子性量子ビットの量子センシングに向けた検討はその多くが極低温下に限定されており、また量子ビットを用いて化学物質のセンシングを行う戦略に関しては例が少なく、対応可能な化学種も限られていた。本研究ではゲスト分子種に応じて構造を変化させる特徴を有するMOFと室温下で利用可能な三重項量子ビットを組み合わせることで、導入するゲスト分子の種類に応じて量子ビットの量子重ね合わせ状態の保持時間を変化させる手法を開発した。
ジャーナル名
Nature Communications
関連するSDGs
SDGs 9 (産業と技術革新の基盤をつくろう)
喜びの声
工学府応用化学専攻博士課程3年の山内朗生と申します。この度Nature Communications誌に論文がアクセプトされました。MOFと呼ばれる材料の構造変化を利用して、量子コヒーレンスと呼ばれる電子スピンの量子的特性を制御し、MOF中に取り込んだ分子種に対してそれを応答させることに成功しました。詳しい内容に興味のある方は下記のプレスリリースをご覧ください。