PICK UP! コース生紹介

PICK UP! (vol.2) 彭 子カンさん/芸術工学府

未来創造コースには、300名を超える多彩な学生が在籍しています。
「PICK UP!」 では、ユニークな活動をおこなう学生に焦点をあて、学生自らの視点で自己の実績・活動を紹介してまいります。

第2回目は、芸術工学府の 彭 子カン(D3)さんです。

 

音楽を生涯の友に、多彩に活躍する研究者を目指す

私は中国の大学で、声楽、ピアノ、チェロ、作曲等を学び、修士課程を修了しました。声楽コンクールやピアノコンクールなど、複数のコンクールで受賞歴があります。在学中に取り組んだ研究課題は 2 件、論文は 9 件、口頭発表は 10 件あります。2018 年に来日して日本語の勉強を始め、2020 年から九州大学大学院芸術工学府博士後期課程に所属しています。現在は、上級の音楽学習者が楽曲をより深く理解する際に活用している音楽理論を基礎的な音楽教育の現場で活かすための研究を行っています。

日々の研究の傍ら、中国語講師の仕事もしています。中国で中国民族歌謡の歌唱法とベルカント唱法を習得し、その発声法を活かしてアナウンサーをしていた時期がありますので、こうした経験を活かし、様々な国の生徒さんの語学力向上のお手伝いをしています。

私は音楽分野を主たる専門領域として研究に取り組んできましたが、K-SPRING 所属をきっかけに、外国人女性研究者の現状と課題、地域文化の振興と発信、障碍者の支援にも関心を持ち、各テーマで研究を進めています。

将来は趣味を発展させながら多分野にまたがる研究を行い、多彩に活躍する研究者を目指したいと思っています。

アナウンサーを担当していたときの写真