PICK UP! コース生紹介

PICK UP! (vol.4) 西岡 怜那さん/芸術工学府

未来創造コースには、300名を超える多彩な学生が在籍しています。
「PICK UP!」 では、ユニークな活動をおこなう学生に焦点をあて、学生自らの視点で自己の実績・活動を紹介してまいります。

第4回目は、芸術工学府の 西岡 怜那さん(D2)さんです。


音楽家と研究者、二足の草鞋を履く

私は福岡で生まれ育ちましたが、より専門的にピアノを学ぶために高校から単身で上京し、19歳からオーストリアに渡りました。この10代半ばから20代半ばで得た音楽に関する学びや精神力は、今後の人生に活かされると信じています。

2021年からは九州大学大学院芸術工学府博士後期課程に所属し、音楽コンクールの社会や地域における意義に関する研究を行っています。特にコロナ蔓延初期、世間で「音楽は不要不急」と言われる中で、音楽と社会の関わりについてもっと考えなくてはならないと思ったことが研究のきっかけでした。研究活動と音楽活動の切り替えが難しい時もありますが、互いの活動が良い形で刺激され合っていると感じています。

K-SPRINGでは、分野や国籍を超えた交流により、専門外の領域への関心が芽生えたり、学際的な研究に発展することもありました。本コースは、研究者としての幅を広げる場としても有意義と思います。

音楽が人の心を動かすものであることは言うまでもありませんが、音楽という媒介を通じて人々が心を通わせ合うなど、「事」としての役割が近年注目されており、地域振興にも寄与しています。将来は、音楽家や研究者として、多方面で日本の音楽文化や地域に貢献できる人材になることを目指しています。

 

 

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ヨーロッパに留学していた時の写真